2012年03月05日
メーカー SAGA PLANETS 発売日 2012/02/24
       
シナリオライター 新島夕 原画 ほんたにかなえ、とらのすけ、ちまろ、有末つかさ、小桜りょう、kaya8
はつゆきさくら初回 はつゆきさくら通常
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中 総感
総合評価 D:72

「明快に良作」

シナリオ
 恐れよ! この街を蹂躙する、我を! 我が名はゴーストチャイルド。
貴様らは、春には至れない。 冬の、この白の世界の只中で朽ちるがいい!
さぁ、パレードの幕開けだ!!

 とかいう、唐突に恥ずかしい台詞が口から出始める物語www
なのですが、プロローグから序桜編までの、ミステリアスリードと、
綾編を通してからの主人公への感情移入度、(最初は綾編推奨)
クライマックスへのホワイトグラデュエーション、幕間のラブコメが、常にユーザーを魅了し続ける。
テーマ性も十分でぶれない。

 全体的に穴が少なく、相変わらず新島さんのラブコメが飛びぬけててニヤニヤがとまりません。
個別も、良い意味で均一に面白く、単独ライターさんの強みがでました。
全編通して漂う、寂寥感と雪解けの暖かさも身に染みる。

 恋愛描写も、無遠慮な嫉妬心も、やっかみも、勘違いもなく、
周りに囃される、甘々なもので、ユーザーを不快にさせません。(かなりの加点ポイント)

 不満はあるよ、すげーあるんです。
たとえば、所謂、過去ルーツじゃなくて、高校編ルーツに至るまでのイベント群で、
不良が出すぎ ここは不良タウンか何かかwww しかも立ち絵なし。
県下随一の進学校で、生徒は礼儀正しく、謙虚wwwwwwwwwww  不良だらけだよwwwwww
 そして、トゥルーでの、ヒロイン二極化。
選択肢は用意されてはいれど、納得がいくかどうかはユーザーに大きく加担。
グラフィックス
 バナナ竹刀は、SAGA PLANETSのお家芸と発覚。
内輪ネタかよwwww キサラギGOLD★スター参照

 グラフィックスに関しては、毎回なんですが、酷い酷い。
絵崩れ上等、担当違えば男は適当、小物はないし、モブキャラに立ち絵一切無し(大量登場)、
ヒロインの服装違いの立ち絵もないから、固有イベントでは背景のみで進む、
背景も日常で使うのしか用意してないから、焼肉屋とかカラオケ屋とか、特別なのはブラックアウト。
しかもだ、2年後とか、シナリオに大きく関わるエンディングの最中ですら、
成長後の立ち絵がない!! 背景だけで感動のエンディングが淡々と進む!

 桜・希は、ほんたにかなえ氏。 SAGAの柱。
綾・クマは、とらのすけ氏。 綺麗。 顔が縦長の綾は苦手だったか。
夜は、ちまろ氏。 今回も地雷。 各絵にムラがあり、夜の正面立ち絵とか誰だよ?という感じ。
(やっぱり、竹刀は有末さんが描いてるんですかね)
音楽
 水月陵さん、うぉぉぉぉぉぉぉ、大好きだぁぁぁぁぁ!!
Rewriteを支えたのもアンタだったよ!!
全曲通して、今回の一貫したテーマである、冬~春、
透き通る様な冬の寒さと、艱難辛苦を乗り越え至った後の、雪解けの春の様な暖かさの、
2分立が真っ直ぐに伝わってきます。
冬は高音の単音に短めで単調な副旋律、春は和音に長めの伴奏。
テーマと作品に沿っており、物語への没入を助長してくれます。

 ボーカル曲は6曲。
前作のような電波曲はないが、新島さん作詞のネタ楽曲と、トゥルー楽曲有り。
一番びびるのが、コノハサクヤのテーマ曲、
freak of nature : start か。 別名、ダバダ。 もうダバダが止まらねぇよ。
文章(力)
 今回は主人公の性格からして、ラブコメには無理があったのではないかと思ったが、
逆に、シリアスが無理だったわwwwww 演劇&シリアスシーンが臭すぎます。
でも厨二すぎて、つい口に出して言っちゃうぜ、初雪!

 新島夕さんの得意な、変態同士の絶妙なラブコメトークは健在。
本当、シリアスはいらなかったと思えるし、シリアスが味付けになってしまった。
主人公がラブコメシーンだけ豹変するから困ったものだけど、あれが素だと思えるから不思議。

 新島さんは、(私的に勝手に言ってる)無勉強派であられるんですが、
遅筆ですし、パロディも一切使わないので、
日ごろからネタ帳を携帯して、面白いと思えるものを吸収しておられると思います。
また、ラブコメ部分はきっちり時間をかけて、スクリプト込みで、ユーザーをニヤニヤさせようと、
努力しておられるのが如実に伝わってきます。

 問題は、キャラの相関が、夜と桜はまだしも、ほとんど主人公に集約しており、
ヒロイン同士や、サブキャラ同士のやり取りが少なかった点ですね。
戦闘描写がいっさいなく、斬りつけ演出+「くっ」とかで終わったのも実に残念。

 また、この方の、特異な長所というのが前作と今作でハッキリしまして、
「決め台詞・常用台詞による想起」ですね。

初雪:「バニッシュだ」
桜:「バニーっ」「ぴゃごらぁ!!」「むほんっ」
綾:「まかのろんさ」
希:「ホワイトグラデュエーション!!」「ぽんぽこりん」「なーご」
クマ:「グルルルシロっ」
夜: …… …… あれ?

 これがまた、ラストに繋がるから巧いというか、怖いというか。
システム
 口パクしない、演出カット不可(クリックかエンターかCtrlのみ、ホイールも不可)、
ED飛ばし不可、メリーゴーランドをぶっこわせ の演出カット不可(ラストだったので盛り下がった)、
日付演出カット不可(途中飛ばしは可)、BGMモードにループも次曲自動移行モードもないww
これだけで、十分無粋な環境なんですが、絵差分表示中のウィンドウ消去が結構厄介で無駄。
私は基本、ホイールプレイなので、演出が飛ばせずイライラしました。
プレイはキーボード推奨。

 時短再生なくなってるし……。

 早めに外からシステム取り入れるか、開発環境を変えた方がいいでしょう。
熱中
 まったく飽きない作品。
私にしては珍しく、ラストまでぶっちぎれました。
やはり、個別が差別なく面白かった所と、各ヒロインとのラブコメが楽しみで仕方なかったからですね。

 声は、ヒロイン陣で、桜と綾の激声に問題有。 ロロナはロロナです。 男の方がいいよね(遠い目
特に桜は、あの決め台詞がギャグにしか聞こえなかった。(超シリアスシーンです)

 サブキャラクターやモブキャラクターがやばいっす。
男は全部、小池竹蔵氏じゃねえの? ってくらいだし、使いまわしが多すぎます。
新島さんがモブキャラクターを多用する方だったがために、起用声優の少なさが痛手に。
総感
 ラストが綺麗に締められており、道中も楽しく、満足のいく作品でした。
無論、細かい点に不満はあれど、充実した時間を過ごせました。
お勧めします。

 SAGA PLANETSの作品は、Coming×Humming!!、ナツユメナギサ、キサラギGOLD★スター
はつゆきさくら、とプレイしてきましたが、
今作が一番好みですね。 私自身が新島さんのファンですので。

 ただまぁ、正直なことをいえば、他社さんで描けばもっと面白くなると思います。
今回なんて、1年4ヶ月ぶりの新作であるにも関わらず、絵とシステムがあの体たらくですから。
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