2015年09月28日
メーカー アクアプラス 発売日 2015/09/24
       
シナリオライター 菅宗光ほか 原画 甘露樹、みつみ美里く
うたわれるもの偽りの仮面 うたわれるもの偽りの仮面 うたわれるもの偽りの仮面
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中 総感
総合評価 E:41

「未完 まさに偽りのゲーム」
※アニメ版はこれと違い神作品です

シナリオ
 未完です。大・問・題
どうやら2部作でその前篇にあたる話のようです。(公表しておけよ)

実際の内容に関していえば、導入が非常に悪いものの面白く、
最終局面での怒涛の展開は圧巻ではあります。

で、構成を言うと、
合計15時間で
[上京編]3時間
[帝都編]9時間
[遠征編]2時間
[ラスト]1時間
といった感じです。

問題は、[上京編]にあたる導入の部分がクソの足しにもならないほどつまらない。
一言で説明するなら、
[異世界に転移した記憶喪失のやる気のない俺氏が、
ケモ耳美少女に介抱されて怠惰な生活を送っていたら、
数多の巨乳少女とロリっ子とラブコメするに至って軍師っぽくなっていた件]

という具合に、主人公の思考回路がラノベテンプレ鈍感怠惰系で、2ch用語を使用するため、
うたわれの世界観から隔離された苦痛な展開。

で、この[上京編]を超えて、[帝都編]に入って9時間、どうなるかというと、
延々とADVモードで女の子とたちとラブコメ展開を繰り返す。
もちろん風呂をラッキースケベで覗くシーンもいっぱいあるよ!(氏ね!)
新キャラにつぐ新キャラで、その子の掘り下げをせねばならないので一向に話は進まない。
しかも新キャラが登場したらそのキャラに傾倒した話が続くため、初期メンバーのクオンやルルティエが空気に。
どう考えても今作のヒロインはネコネなんですが……。

そして[帝都編]を超え、[遠征編]に入ったあたり、
いやその手前、ムネチカが活躍するぐらいから、
話は一気に上り調子になり、うたわれの真骨頂である戦争描写が極太になっていきます。
そして繋がるあのラストは、卑怯、としか言いようがありませんが、
未完は許されません。

主人公のボイスは藤原啓治さんで、鈍感テンプレ少年思考主人公に全く合っていませんが、
その選出は予想通りの演出へと繋がります。
しかし、それを如何なく発揮する前に今作は終わります。
グラフィックス
ふ、ふつくしい
甘露 樹氏&みつみ美里氏 ということで、アクアプラス最強タッグ
ソシャゲで高品質な静止画に慣れた現在でもその美麗さは際立っています。
3Dグラフィックは、閃の軌跡よりマシな程度ではあるが、
基本的に遠目なので気にはなりません。
必殺技を放つ時にカメラが寄るので分かりますが、意外に可愛らしいレンダリング。
音楽
 下川社長、Leaf時代からいつもありがとうございます。
文章(力)
 こ れ は 酷 い
シナリオ項目で記載していますが、 冒頭から物語の佳境まで、
主人公の思考回路がテンプレなクズ。
「ああ、面倒だなぁ」「よく聞こえなかった」「いったい何を赤くなっているんだ」
のテンプレから、 「働きたくないでござる」「スーパーハカーな俺」などなど、
世界観ぶち壊しである。
なのにこの主人公が人を惹きつける魅力があるとかなんとか持ち上げられて、
仲間になるのは美男美女に王族に権力者ばかり。
仕事はせず、努力もせず、酒飲みで賭け事もするニートなクズに魅力などない。
ハクオロさんはその質実剛健で謙虚な聖人っぷり故に人望があったんだから、
この主人公ではゴロツキが関の山。

主人公のモノローグにフラストレーションが溜まるのは、
ToHeart2の主人公の夜寝る時のあのシーンを彷彿とさせるからだろう。
同じライターだろ? うたわれを殺した罪は重い。

後半からは菅宗光氏なのか、皇族への尊敬語が頻用されるようになり、
うたわれ独特の専門用語も使われるために一気に浸透します。
契機はムネチカ登場あたり。

なお、アニメ版は神作品である。
何故ならハクのモノローグがないのです。
絵有りのADVなのに無駄な描写が多いこのゲームのクソな部分を取っ払い、
さらには喜怒哀楽激しいハクを入念に描写しており、好感の持てるキャラに。
いかにこのゲームの質が低く、ライターに配慮がないかよく分かりました。
さらにアニメ版はゲーム版でスルーした伏線もしっかり回収しており、十全です。
システム
 褒めるべき点は、モブも含めて完全フルボイスな点。
主人公のモノローグまでボイス有。

[ADVモード] 2015年のゲームクオリティではない
口パクしない
キャラ二人の表示が限界 。巫女に至っては一対なので一人表示限界。
動きも全然ない。静止画。エフェクトも簡素。
基本はブラックアウトにSE鳴らすだけ。
エフェクトカット不可(高速化はできるものの文章までぶっ飛ぶ)
未読スキップがR1長押し固定

[シミュレーションパート] ある意味おまけモードでADV重視には簡潔で良い
戦闘回数少なすぎ&無意義なものが多い
フィールド狭すぎ
後半4連撃ともなるとクリティカルリングのために演出フルで見ないといけない
アイテム装備者から装備を移行できないので、一々取り外さないといけない
BPが少なすぎて無意味に近い
熱中
 正直冒頭からもうプレイの意欲が削がれまくりでした。
こんな巻き込まれ主人公の、意思も誇りもない、怠け者のストーリーなぞ見たくもない。
周りに集まるキャラクターは魅力的なのに、そこに説得力が全くない。
もしかしたら、初代うたわれるもののエルルゥ的な伏線があるかもしれないが、
少なくとも今作では回収されません。
それでもこんなクソ主人公に魅力は一切感じません。
総感
  結論だけ言うなら、次回作を待ってからプレイすべき。
少なくとも今作ではクソゲー。2年も待ってたらシナリオも熱さも忘れます。
ボリューム自体も15時間程度、ADV・SL部分もクオリティが低い。

 んでもまあ問題の未完のことなんですが、
私は事前情報無く買いましたし、公式サイトにも特に2部作の前編なんて書いてない。
そりゃ憤りますよ。許せませんよ。
閃の軌跡で同じ目に遭いましたが、アレは最初から最後までクズゲーだったから良かった。
でも、うたわれるものは違う。初代は良ゲー。アニメも良作。
満を持しての20th記念の偽りの仮面。
期待しますよ、大好きでしたよ。
で、初代を裏切る形の長時間の苦痛な主人公語り。さらには未完の追い打ち。

 でね、実際は、最後の2時間ぐらいは非常に面白かったんです
主人公もアレな感じなるし、続きが見たくてしょうが無い。
超大作の覇気をヒシヒシと感じたんです。
それがこの有り様です。ファンとユーザーを裏切ったんですよ?
分割商法で、立ち絵やシステム・背景まで何もかも流用して儲けるんでしょ?
最初から完成させて世に出せば、圧倒的評価を得られたはずなんですよ?
ふ ざ け ん な!!!

2014年01月14日
メーカー SMEE 発売日 2013/06/28
       
シナリオライター 木村ころや、早瀬ゆう、松倉慎二、柊晴空 原画 ひなたもも、REI、あめとゆきく
フレラバ ~Friend to Lover~
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中 総感
総合評価 A:77

「ここは俺たちの理想郷」


シナリオ
 テーマでもある、Friand to Lover が活きたか否かを問われたら、
No なのですが、それもそのはずで、Friend から始まるのは、4人中2人で、
残りは、幼馴染と友達ですらないキャラです。
問題は、Friendキャラ二人の話が、このフレラバという作品の長所を殺しており、
残り二人のルートのデキが良すぎた点です。

 全体として、とにかくイチャラブ特化であり、シナリオはないに等しいです。
神兄様曰く、「キャラの問題を解決することでお近づきに」とあるが、
この作品は、問題の解決前に、いや、問題を先送りにして恋仲になり、
エンディング手前で、ほんの数分会話しただけで解決してしまいます。
そのため、セオリーを無視して、
単にキャラと日常会話して仲良くなってイチャラブするだけの話となります。
システムで後述のアマガミのような選択肢による好感度アップシステムも拍車をかけています。
特殊な因縁や、多種多様なフラグは用意されていないため、
逆に開き直って楽しむのがベストでしょう。

 ……しかし、この作品は、はっきりいって 圧倒的に 俺たちの求めた夢の世界です。
恋仲になるまでが2/5、恋仲後が3/5であり、
そのラブラブっぷりにチャンネルを変えたくなる恥ずかしさ
だが、それがいい!!
クラスで囃されるのはもちろん、蔑視はなく、
ジャスティス(担任)が配慮してくれて全推しである
そして……主人公とヒロイン、両家の母親が……ぶっとびすぎwwww
サブキャラは全部実母が持っていってるくらいキャラが立っており、
両親公認でガッツリ冷やかされます! イヤッホウゥゥゥゥ!!

 ゆずゆ
……なんだコノ可愛い生き物は? 正気か? 私を萌え殺す気か?
「嫌い」「暴言」「人嫌い」というステータスから……まさかの……
ふ、フォォォォォォォォォォ!!!! アヒャァァァァァァ!!!! (錯乱)

 ひまひま
ひっまひまひまひまま~♪
もう……わたし…恭ちゃんなしじゃ生きられないよぅ……(甘噛み)
私もひまひまなしでは生きられません!!! 
教室のど真ん中でペロペロペペロペロ!!!!!!!

 望月理奈
友人枠。 ありきたりな展開な上、主人公の性格がノーマルに豹変。(評価大マイナス)
このヒロイン、ガチゲーマーでオタク設定だが、シナリオ内ではその絡みが一切なく捨て設定。
友人Aと友人Bが主人公の事を望月の疫病神のような体で接していたのが、
唐突に応援サイドというか、「付き合ってると思ってた」とまで言わしめる整合性のなさ
ゆずゆとひまひまにあったクラスで暴露で大波乱もなく、平坦。
というか隠しやがる。(評価極大マイナス)
また、Friend から Lover への境目が急すぎる上、望月の掘り下げが薄いため、
感情移入度が低く、見てて拍子抜け。 むしろ(主人公に)惚れる要素がどこにあった?

 沢渡さん
設定とキャラだけ見れば面白いかもしれないが、
世間知らずのお嬢様を騙して手籠めにした感が拭えない。
沢渡さんが口べたなのでテンションが低め。
Friend to Lover のタイトルを体現したかのようなシナリオなのだが、
それ故に恋人への導線が曖昧でした。 問題の解決も先送りでもやもやっとしたままラストへ。
グラフィックス
 横顔が特に描きにくかった印象が強い。しかも全絵師。(特にゆずゆの、ひなたもも氏)
帰宅シーンで必ず横顔が映るのですが……目……でかすぎ。
全体としてみると、立ち絵の安定感がない望月担当のREI氏がヤヴァ目です。
顔面センターとそうじゃないときがあって望月が怖い。

 キャラの立ち絵が足りない。
サブキャラとして立ちまくってる両親の立ち絵がないのは惜しすぎます。
あと、ゴスロリの私服が多すぎます。私服のバリエーションがあるのは○なのですが。

 個人的な嗜好ですが、ひまひまがバック(の体位)多くて残念。
というか、あめとゆき氏が、2キャラ担当のため、ひまひまと岬の原画数が他2名より少ない。
一番横顔がまともでしたが。
音楽
 作中使用は全24曲。キャラテーマで8曲使い、ルート入ると内7つが捨てられるので、
同曲多用で非常に曲数が少なく感じます。えちぃシーン固定2曲も抜くとたった15曲。
クオリティは可もなく不可もなく。

 最終盤でかかるOPアレンジのquantum jump ver.instが非常にかっこいい。
が、ひまひまルートで、「お、この曲いいな」と思った程度で、
本当に一瞬しかかかりません。無念。

文章(力)
 鬼 才 す ぎ る わ

 主人公はオープン変態。実家住まいで母親と二人暮らしで、
毎日母ちゃんと笑えるやりとりがある。
もうこの時点でテンプレ回避力が半端じゃありません。
共通ルートの道徳授業には爆笑しました。
ことギャグと主人公クオリティに関しては、王雀孫に匹敵。

 そして……ヒロインの描き方……魔法のようだ。
どぎまぎした様子、恥ずかしがる様子など、 とにかく、可愛く表現する方法を極めているため、
読んでて吸い込まれそうな、読点と三点リードの使い方。
これは長年エロゲーを描いてこないとできない技法です。
絵とスクリプトありきの。 ふつくしい。

 公式では、質の一定化を図るため、全員が全キャラのシナリオを書いている、とのことです。
じゃあ、なぜこんな格差が生まれたのか……絶対内輪で話し合ってないでしょ。
それとも強キャラだとキャラが走り出して全員が本気出すのでしょうか?
らぶでれーしょん! をプレイした限りでは、共通ルートでの圧倒的おもしろさは、
早瀬ゆう氏の技量でしょう。
結局のところ、複数ライターである問題点は解消されておらず、
担当ライターがいないことで、ファン視点の安定感が失われる形になりました。

システム
 イベント進行のために、お題会話の選択肢で正解を選び続けなければならないアマガミ仕様。
好感度が一定値以上に達するとキャラ固有イベントが挟まり、
それを4回繰り返すと個別ルートへ。
選択肢が少なく、お題選択時点で会話拒否もあるので、若干フラストレーションがあります。
固有イベント後は選択肢が一新されますが、4キャラ共通選択肢が多く、新鮮味が足りません。
アマガミのように、時間や場所を選択せず、直でキャラを選べるだけましでしょうか。

 コンフィグは、テキストウィンドウ分割が目を見張りますが、使う機会はありません。
他、音声再生中のBGM音量ダウンがないのは減点。
選択肢が結構面倒だけど、合間のシナリオが面白いので、イベント直見機能が欲しかった。

熱中
 最初はゆずゆを攻略しましたが、「あ、当たりだな」と思える感触が冒頭からありました。
やはり主人公がテンプレでないだけでプレイ意欲が違います。
その後のヒロインの魅力にノックアウト。
ぶっちゃけ、恥ずくて、動悸がして、画面から何度か離れました(実話)
いい意味で継続力がありませんでしたね。

 問題は、望月と沢渡さんをどうするかなのでしょうが、
オールクリアに特に価値はないため、好きなキャラ以外は切ってもいいでしょう。
その点を鑑みれば、スロットル具合も主人公に同調でき、読了後も幸福で満たされます。

総感
 超絶お勧めゲーであります!
甘えたい、甘えられたい、離れたくない神話の世界への門が今開く。
友人や家族に冷やかされる快感とむず痒さが堪りません。
主人公のオープンさもそれに貢献しており、変態紳士の鑑です。
こんな変態になりたいです(お

 hookで問題視してた、カップルを晒しものにして、
注意するという嫌味なキャラクターがいないSMEEは、
ラブラブカップルを全肯定する最強の布陣です。
既にこの路線で方針を固めているので、使い古されないよう、
常に新たな萌え愛を描いていって欲しいです。
ヒロインに萌える限り、不滅になれる可能性がありますよね!


2013年06月05日
メーカー 5pb.(age) 発売日 2013/05/16
       
シナリオライター 吉宗鋼紀 原画 唯々月たすく
マブラヴオルタネイティヴトータルイクリプスPS3
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中 総感
総合評価 C:60

「まさにBETA版」


シナリオ
 あらゆる点で未完成品
 仮にTEの求めていたラストあれだとしたら、
とてもではないが、オルタには遠く及びません。
完全版商法だとしたら、その姿勢を許せはしません。
ネタバレ見たい方は公式HPのトップ絵をどうぞ。(機体バレまでしてるw

 アニメで語られた部分が約3/5。残りの2/5がレッドシフト以降。
ボリュームは全部で約20時間。アニメ後の展開は8時間と考えると厳しい出来。
何せ一本道な上、アニメと展開が全く一緒のため、(むしろ削られた)
最初の12時間はユウヤ・ブリッジス英雄殿の内心描写を楽しむ以外の楽しみ方がなかった。
そのクズっぷりは如何なく発揮されているのでご堪能あれ。
ちなみに、「帝都燃ゆ」は収録されておりません。
替わりにユウヤのインフィニティーズ時代が描かれます(極短)

 一本道なのは別に問題ではない。オルタネイティヴだって一本道でした。
だが、一本道なのには明確な理由があったし、筋が通っていました。
こと、トータルイクリプスに関していえば、「全く感情移入できなかった」点が問題です。
なぜオルタが素晴らしかったかというと、
無印の土台を踏まえて、武ちゃんがヒロイン達に感情移入し、
ユーザーが武ちゃんに感情移入できたことです。
もう私が、武のことを「武ちゃん」と言ってる時点でお察しでしょう。
TEは、どうしてそうなった感溢れる展開でした。ユウヤ・ブリッジス、お前の心境のことだよ。
そして、ユーザー置いてきぼりすぎ。カムチャツカ編のおかげであの人のユーザーの好感度めっちゃ下がってるんだけど?
(最後の最後でフォローありますが、遅すぎです)

 なお、ラスト1時間は圧巻の出来栄えで、そこだけのためにこのゲームは存在しています。
みんな大好き光線級!! 1巻、2巻、武道館!!!!!! ズビィィィィィィー!!!
万歳(うらぁぁぁぁぁ)!!! 光線級吶喊( レーザーヤークト)を敢行する!!

 もう一番の名台詞は、光線級吶喊( レーザーヤークト)だよ。
グラフィックス
 オルタは死んだ。今死んだ。
 戦略マップがない。
各種小物の表示がない。戦術機のミリタリー説明画像がない。
ブリーフィング中と機体説明中は、壁か天井が映されます。
立ち絵足りないときも背景しか映りません。背景と会話してる。
戦闘中に敵の位置も味方の位置も分からないし、
残存数も戦略目標も地形も進行順路も分からないので、
戦況がどのように推移してるのか全く分かりません。
何を隠そう、画像に表示される音が「ピコ、ピピッ」といつもの効果音で鳴ってるのに、
背景は微動だにしません。ブリーフィングルームの液晶は常に白一色。

 オルタで一番大事な所を手を抜いてしまいましたね。
 あと、アニメの戦術機動画とBETA動画は、使いまわされて挿入されます。
よくできてるんだけど、やっぱり手抜き流用です。
なにより、「帝都燃ゆ」のシーンのみ「人物画」を流用するため、
クオリティの低さが際立ちます。
戦術機とBETAは3Dだから問題ないのですがね。

 また、光線級がいない事前提の戦術機アクションは、着地を含めた3次元機動をしないため、
どの時点でも同一の回避行動や飛行動作をする(使いまわし) やや単調。
ユウヤ・ブリッジス、貴様の左右フラフラサーカスのことだよ!
壁蹴り180度ターンも見飽きたわ。

 原画はご存じトレース事件で 後塵を拝しており、いくら唯々月たすく氏ありきでも、
他のゲンガー勢が補充要員として入っているため、キャラ絵の統一感はありません。
音楽
 使いまわし多。
ボーカル曲は多数、が、9曲中7曲使いまわし。
JamProが参戦しておらず、ほとんどが女性ボーカル曲のため、熱くなれない。
しかも、ここぞという時ではなく、模擬戦の時に安売りするから盛り上がらず。

 なお、ボーカル曲であるが、
オルタードフェイブルよりINSANITY、AVNよりTOTAL ECLIPSE
アニメ挿入歌よりNO PLACE LIKE A STAGE、True 4 Eyes、Apocalypse of Destiny
アニメEDより、Revise the World、スノウメヰデン
新曲は新OPのDoubt the WorldとグランドEDのアレの2曲のみである。
アニメ視聴組には本当にツライ仕様。
文章(力)
 軍事、思想の交錯、政合戦、などはお国柄も踏まえて、よく描けています。脱帽です。
戦術機工学も絵さえあればもっと映えたでしょう。
いやー、主人公に主人公機を持たせたのは良かったですね。

 今回の問題点は、やはりキャラクター。そして使い方。
真相を語らず、キャラを見せないまま進むフラストレーションの溜まる会話の数々。
章の間に入る、ハルトウィック大佐と秘書官の政争雑談は愚の極みでした。
こいつら結局なんだったの? マスターどこいったの? サンダーク大尉掘り下げたりんよ?
シャロンはただのビッチなの? ちょろ姫いつちょろっといったの?
水着のあの件、完全にスルーやん?
一番の功労者は、ラトロア中佐とハイネマンさんじゃね? ガイロス、誰それ?
バオフェン1、誰それ?

  そして、主人公、ユウヤ・ブリッジス。
既に完成された屈指の戦術機乗りとして登場するため、感情移入が許されず、
努力の過程が武ちゃんのように描かれないため、協調性のないクソ野郎の印象が拭えず。
忌み子として産まれ、世界に否定されたと思っていたら、
いつの間にか世界の全てに認められており、ずっと悲劇の主人公ぶってたが、
己の分をわきまえてみたら、そんなん以前に全て手元にあった。
子供みたいにずっといじけてて、シャロン振ってんのに、今度は逆に全捨て余裕でした。
何をいってるとわからねーと思うが(ry
こいつニュータイプだったらよかったのに、オールドタイプだから、
全くフォウと会話できん。まずシャロンを拾え。
伊隅大尉は言っていた。 戦う理由は戦友のため、だと。
システム
 次世代機に移植するのは5pbがやってるんか知らないが、
劣化移植するのはやめてください。また、オプションが7、8個ぐらい。
だから、タイトル画面のデフォルト選択をスタートにするのをあれほどやめろと。
ロボティクスノーツでも言ったでしょ?
クリック演出スキップは、ageの功績だと(クロニクルで)発覚したので、
5pbが足を引っ張ってるのは明らか。

 なお、PS3は強制スキップがR2に割り振られているため、
コントローラーを置くと誤爆します。
相変わらず音楽鑑賞モードなし。
熱中
 序盤は、1枚絵総数に感嘆して、胸がドキワクでした。
本当に最初だけはフルスロットルで手抜きなんて一切ありませんでした。
しかし、話を進めるにつれ、どんどんグレードダウンしていき、
レールガンが出る頃には、アニメに比べ、描写の簡略化が目立ち、
ついには戦略マップが表示されないのに気づき、ゲームでプレイするのがアホらしくなりました

 なお、ユウヤ・ブリッジスはパートボイスであり、
重要イベントシーン(ほんの2,3個)はユウヤ視点でも声を入れていることから、
単純に予算削減で声を削られました。
(他者視点ではオルタ同様、声が入ります)
本当にアニメの踏襲部分は必要ありませんでした。
総感
 駄作・BETA版・未完成・もっと延期しろ・クオリティ不足、
などなど、さまざまな思いが入り乱れ、
最終的に、オルタとは認められないデキということになりました。
本当に、これでスタッフは満足の行くゲームができたと思ったのでしょうか?
ユーザーが、ではありません、スタッフが、です。
オルタの時にあれだけ延期して、自分達の納得のいくクオリティまで引き上げた、
あの妥協しないageスタッフが、ですよ。

 歓楽街? 人っ子一人いねーよ?
グラタン? 机の上には何もありませんよ?
通信センターとの回線を開いてくれ? 画面真っ白のテレビ通信ですか?
ばっかりなんですよ! 本作!
オルタだったら、武御雷のカラーリング説明の時に、全色並べるとか普通するでしょ?
プラーフカの説明の時、絵でちゃんと説明するでしょ?

 なお、最後の1時間のみ、戦略マップが用意されており、
オルタらしい大規模戦闘が表現されているため、本編の手抜きが浮き彫りに。
TE本編はおまけだったんだね。
鳥肌立ったし、終わってくれるなと思ったし、泣いた、敬礼した。

 ADV開発がクソな5pbの仲介と宮田蒼のトレース事件、そしてアニメの残念クオリティと、
ケチのつき続けるマブラヴ作品。 age単独でやってた頃が夢のようです。
そしてついにはコンシューマ限定のゲームまで。

HDオルタ18禁版はよ。

2012年11月10日
メーカー バンダイナムコゲームス 発売日 2012/11/01
       
シナリオライター 山本尚基 原画 奥村大悟、コピペ
テイルズオブエクシリア
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中 総感
総合評価 沈:23

「ただのコピペに興味はありません」


シナリオ
 ヒロインは、幼女のエル(8歳)です。
彼女を好きになれるかどうかで、このゲームの印象は2,3割違うでしょう。
まず、主人公は就活中の無職です。(同級生が既に就職していることから発覚)
現代同様、厳しい雇用状況の中、大企業の実地試験で蹴られます。
しかし、彼は就活を続け、ようやく、「駅の弁当売り」への就職が決まりました。
未就職の間は、さぞ苦しい思いだったでしょう。 世間の目も厳しかったでしょう。
こんな世の中です、どんな職でもしがみつく、その一心で必死に就活したのでしょう。
そして、Yシャツネクタイでピシっと決めて、緊張しながらも初出勤します。
そんな時……駅構内にエルが現れます。 初対面です。
エル「このおじさんにエッチなことされた!!」
構内は騒然とします。 彼の心は絶望に彩られます。
しどろもどろに弁明するも、駅員に取り押さえられ、周囲からは冷たい視線が送られます。
味方は誰も居ません。 「俺はやってない! やってないんだ!!」
心の中で叫びます。そんな声は届かず最後には就職は白紙に戻され全てが無に帰します。
出勤初日から痴漢で逮捕され、無職になりました。
しかし、当のエルは、その騒動に紛れ、無賃乗車を果たします。
エルは主人公を隠れ蓑に目的を果たしたのでした。
~中略~
主人公はエルを追いかけ駆け込んだ列車で事故に巻き込まれます。
治療費として750万ガルドが要求されました。
何故かエルの分込みで1500万ガルド。 エルが誘拐した猫のルルも含めて2000万ガルド。
そうして、主人公は職なしの状態で2000万ガルドの借金を負ったのでした

 これでエルを好きになれとか、無茶を言う。

 次、前作ENDで疑問だった、独りよがりのシェル開放。
民衆に問わず、ジュード&その他で勝手に決めてやっちゃったアレ。
誰もそんなこと望んでねーよ、と私は言いましたが、
まさしくその通りで、エレンピオスとリーゼ・マクシアは常に緊張状態。
お互いが同じ種族であると認められず、蔑み妬み憎しみあっています。
……予想できなかったのか? ジュード君は。 失敗と認めたしwww
前作を全て否定w
(予想できなかったのは次回作が出ることだけどね。シンデレラ的な意味で
結婚後が円満かどうかって奴。 ライターは丸投げしたかったんだよね。)

 次、ミラさんの扱い
何も解決してませんが? あの30分の闘いの間、酷いフラグ立てまくって、
一切の配慮も掘り下げもなく、ライターは全部投げ出しましたよね?
この葛藤は非常に重要で、ミラ様は正史に復活できない理由を語るべきだったし、
ミラさんは、どうしたいのか、どうして欲しかったのかを表現すべきでした。
なんにもねーよ。 全投げ。

 次、最大のカタルシスであった、エルの父。
掘り下げなさすぎwwww 一瞬で話終わったwwwww 一切の感情移入を許さずww
一番重要なシーンが、軽く流されて、うん? ってなった上、
ミラ様とジュードの直感力が高すぎて、ユーザーは全くついていけず。

 次、最後に登場するあの人。
まるで、「僕っていい人でしょ?」って言ってる雰囲気あるけど、
全部てめーのせーだろ。 何人死んだと思ってる。 世界×人 分だぞ。

 次、分史世界で……云々はもういっか。
過去の友を殺しまくりとか、世界ごと殺しすぎとか、もういいか。

 次、ミラ様が残してくれたマナを、ジュード君がGHSで無駄遣い。
GHSが公式ホムペで、携帯電話のようなもの、とかぶっちゃけてる。
じゃあ携帯電話でいいだろ。 取り繕えよ公式。
グラフィックス
 新マップ? そんなの5,6個しかないですよw
全部前作の流用です。 もちろん、港もコピペです。
名前も配置もモデリングもそのままですw
壁には同じ所に穴が空いてますよ。 あ、アイテム変わったので宝箱未配置の穴ありますw
あ、要塞とかはマップ削っておきましたんで、よろしくw
あ、四刃象も使い回しのボスとして何度も登場するので頑張ってw
あ、最後のあの人、デザイン面倒だったので、真理の扉の中の人にしときましたwww

 EDのufoTable描き下ろしの画像は素晴らしい。
音楽
 もちろん、9割流用ですよw
最高に盛り上がらないボス戦曲、生か死かのシリアスシーンからのコンボも健在!!
さすが桜庭、ブレないね。 音が全部使い回しだから、新曲も一瞬で分かる。
GHSの着メロが終わっている。 シリアスシーンを駆逐する!!

 浜崎あゆみのSong 4 u のアレンジは、エクシリア2ではあります。
ボス曲&EDでアレンジとして流れます。
ボス曲は無論、桜庭のチープアレンジで、心が折れそうでした。
EDは、本気出してオーケストラアレンジで、最初から仕事しろ、と思いました。
文章(力)
 登場キャラクターは9人。
ロングチャット激少wwwww
流用の前作マップに足を運んでも、思い出話の一つもないwww
前作の街とか存在意義がないwww 実家に帰っても何もないwww
掛け合いのネタがないならキャラ出すな。
ガイアスとローエンは国に帰れ。 民衆から排斥されたんすか?
あと、他のキャラも相変わらず空気参戦じゃん。

 今回一番必要だったのは、各キャラのモノローグチャット。
一人で悶々と抱え込み、悩み、葛藤する、その描写が必要だった……が、
昔の開発でできていたことをパッパラパーに忘れて、チャットは複数人で、とかいう、
既成概念に捕われているため、キャラの心情が全然分からない。

 タイムトラベルやパラレルが書けないないなら、書くな。
システム
~改良された点~
・納品アイテム廃止
・ショップビルド廃止
・リリアルオーブによるビルドの廃止
・フィールドでの無意味なアクション強制の廃止。(ピッケルや箱移動)
・敵秘奥技連発の廃止。(多くても1戦闘で2回)
・フィールドでのダッシュ移動が追加
・特注アイテムによる上位装備の制作が追加

 まず、最初に言うが、
廃止された点は、システム面でゴミであったから
バージョンアップされず捨てられた。 最初に気付かなかった制作陣に脱帽。

【主要システム】
借金返済システムによる、進行阻害。(ポケモンで言うと秘伝技通せんぼう)
メインシナリオを進めるには、毎チャプターごとに一定額の納金が必要。
そのためには、前作ダンジョンを歩いて、流用ギガントボスを倒してお金を稼ぐしかない。
(ザコ倒したり、通常クエスト消化では時間がかかりすぎる)
そのため、再度前作マップを探索させられ、同じボスと何回も戦わせられる。
ちなみに、ギガントボスはクリア後、強さだけ変化して還って来る。(同じ場所にね)

【ルドガーのボイス】
ボイスなし。 掛け合いもなし。 技は叫ぶ。
テイルズの長所である、主人公の周りに人が集まり、パーティーの一体感を出す掛け合いが、
全て削られ、終始寂寥な雰囲気。
なお、2周目では、選択肢ボイスのみ追加。 他はしゃべらない。 チャットもね。
何故しゃべらないか、それがシナリオに直結したら完璧なのに、
「ユーザーの分身として感情移入して欲しいから」
カテゴリーエラーです。  テイルズでやるな。

【選択肢】
チャット含め、毎回2つの選択肢有り。
だが、極端なものは選べず、大きな変動は最後以外ないため、
ギャルゲ風にしましたという、残念なオチ。
選択肢による結果の分散は、開発期間とゲームボリュームを設けないと、
海外ですら難しいことに最初から気づけ。 特にJRPGでは無理だろ。
前作の2分割が無理だったことで学ばなかったのか。

【好感度】
上がりにくい。 だが8以上ないと隠しダンジョン参戦不可。 共鳴秘奥義も不可。
ポーカーで20000チップで買える、フレンドドリンクSで上げるしかない。
……もう言葉もない。

【ネコ】
アイルーメラルーのアイテム探索といえば分かりやすいか。
ゲーム内で時間を消費させるのは概ね失敗だと気付け。
しかも、特注装備やクエストアイテムがネコ頼りのため、ほぼ必須。
100匹集めるために流用マップを奔走&PS3の時刻ずらし。

【分史世界】
金稼ぎ不可。 脱出不可。
かつ、完全コピペ世界。 なのに、R3による、ワープ機能初期化。
何度も何度も霊山をツタ登り。 徒歩でマップ横断。 全部通ったことあるのに
金払ってくれた人に謝った方がいいよ。
エリーゼ「分史世界ってもっと、私たちの世界と違っていると思ってました」
レイア「ほんと、全く一緒だよねw」
キャラにコピペをディスられてんぞ

【強制パーティ】
メイン・サブシナリオ、全て固定メンバーです。(サブは1枠空き)
装備を正史で整えていないと泣きを見ます。(脱出不可、前段階で選出メンバー閲覧不可)
なんで9人もいるん? 固定でしか掛け合いできないなら、最初から諦めろよ。

【戦闘】
骸殻を使えるのがルドガーだけのため、ルドガーは強キャラ。 しかも固定。
でもしゃべらない、勝利の台詞もない。
骸殻中は、絶影→蒼破ループのゴリ押しゲー。
ルドガーは3種の武器を切り替えて戦えるが、だからどうしたゲー。 技で属性変えれるやん
ぶっちゃけ、技の種類を覚えるのが面倒な上、操作も変わり、3キャラ操作と同じ。
1つの武器の技も少なめに設定されており、個性が逆に殺された。
他、状態異常をまともに防ぐ術がない上、一度掛かっても耐性が上がらないので、
状態異常率が異様に高い。 混乱全滅ゲー。 しかもリンクが外れる。
良い点は、敵も状態異常にかかる点か。 狙って出しにくいが。
鋼体カウンターは健在。 弱点連携中はカウンターなしとチュートリで言いながら、
完全なうそっぱち。 どれだけ連携しても、「!」でたらカウンター。出すまで鋼体。
もちろん、共鳴技のスカリも健在。 共鳴後も無敵でないため殴られまくり。
回り込みが2方向対応になったが、敵の方向転換が優秀すぎて何の意味もない。

【ショップ】
あのね、販売物を街によって変えろ、とは言ってない。
どこでもニアケリアのように、一つのショップに全部収めろ、って言ったんだ。
おかげで、どこで何が売ってるか探すのが面倒になった上、ショップが別れた。
(寄り道として)前作マップが解禁されていくため、
通過地点での販売物が現状の最強品ではない上、順序がバラバラ。
普通は通ったルートから順に、アイテムが強化されてくものだが、散漫しすぎ。
ていうか、特注品って、ヴェスペリアに戻っただけじゃねーか。
熱中
 2000万ガルド返却しての温泉ムービー。
隠しボス倒しての隠しエンディング。
その気になればやり込み度は十分だが、コピペ隠しダンジョンループで好感度上げ、
コピペギガントボス倒して金稼ぎに熱中できるか? できんよ。

 なお、本編は、借金返済とエル嫌いが原因で、ずっとイライラしてました。
ミラさんのキャラ大好きだったのに。 絶対に許さない!!
総感
 サービスってのは、満足したから金払うのではなくて、
満足するために金払うんです。(私は金払ってるから批評してるんです)
こんなコピペゲーを8380円で売るとか……。 サティスファクションできたかよ。
総じて、前作と良くなった点もあるし、悪くなった点もあるので、点数は誤差の範囲。
だが、そこから流用分を引くと、……まぁ、こうなるよね。

 テイルズのグレイセスからの売りである爽快感のある戦闘は、
ゲーム速度が増す = 敵も高速 になるわけで、
不快感が増すんです。 ヴェスペリアの制限された緩慢さが秀逸だと気付け。
エクシリア2は鋼体カウンターと状態異常でそれどころじゃないけど。

 開発期間1年じゃ、コピペになるのも当然。(ゲームは普通2年~ がまとも)
ただの資金回収用の捨て駒。 ファンは養分じゃねーんだよ!

 なお、このクソゲーをプレイすると、前作エクシリアは、
世界観、シナリオの運び方、キャラクター性、グラフィック、
どれをとっても一定水準以上と思えてくる不思議!!
いやー、エクシリアは新規で全部作ってるからさ、よくできてたよ!

2012年11月03日
メーカー Navel 発売日 2012/10/26
       
シナリオライター 真紀士、王雀孫 、 森林彬 、 東ノ助 , 原画 鈴平ひろ、西又葵
月に寄りそう乙女の作法Limited
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中 総感
総合評価 D:70

「大変に気分がいい優しい作品」

シナリオ
 最初に断っておきますが、非常に面白い作品でした。

 大筋としては、庶子である主人公は幼少の頃奴隷として扱われていたが、
嫡子であり敵視されていた才色溢れる兄に才を垣間見させることで、日本へランデブー。
フィリア「女学院」に女装して、お付きのメイドとして服飾を学ぶことにした。
そのため、桜小路ルナという天才デザイナーのメイドとして桜小路家に潜入。
だが、桜小路家には、ホームステイとして、幼なじみの湊をはじめ、良家のお嬢様が3人も。
主人公は自分の正体を隠しきれるのか!! 好ご期待。

 構成は分かりやすく、メインが鈴平ひろのルナ&ユルシュール。
サブが西又葵の湊&瑞穂。

主人公、朝日の作画が鈴平ひろであり、名がルナと対になっている&タイトルからも明らか。
そして当然の如く、ルナルートが大団円Trueである。
ただ、EDを見る限りは、ルナの裏がユーシェであり、ユーシェの裏がルナである。

 メインはどちらも変わらず、12月のフィリコレへの出展作品を作る中で、
ヒロインとの仲を深めていくのだが、キャラ推しであり、
ルナとユーシェのキャラクターが強力で、過程も丁寧で魅力的な仕上がりになっている。
そして、共通して衣遠との確執と将来・才への葛藤が描かれます。
残念ながら、衣遠・スタンレー・7柱については詳細な掘り下げがなく、
全てユーザーの想像に任せる形となっています。
(衣遠BADを見る限りは、OPで王雀孫がスタンレーに言わせた各伏線のままかと思いますが、
正確には分かりません。 真実は作者の中にしかありません。 考察も一興かと)

 サブの湊と瑞穂は、本筋には全く関係ありません。 普通の恋愛ものです。
瑞穂シナリオは思ったより悪くなく、キャラの性格の整合性がとれてないため、
険のない暖かいストーリーに。 まぁ、複数ライターの弊害ですけど。

 総じて、ルナとユーシェ、衣遠BADをプレイすればこのゲームの9割は終わります。
上記のルートは感じ入ることができるキャラゲーになっていますが、
ヒロインの過去話が伝聞であり、かなり端折られてしまっているため、
衣遠が登場しないとシリアス感は薄めです。 山場も全部衣遠です。
そのため、キャラはルナゲーであっても、シナリオは衣遠ゲーであったと言えるでしょう。
ルナとルーシェは、ならではのシナリオも欲しかった所です。
グラフィックス
 大問題が一つ。 このゲームの題材は、「服飾とデザイン」
世界のコンペに出しても一切引けを取らない、才覚溢れたデザインの服が求められました。
西又 ……西又ぁ……。 瑞穂が着た最初のルナのデザイン服はどん引きでした。
鈴平さんはカレイドスコープ風なラインを重視した広がりのあるドレスでスタンダードで無難。
ぶっちゃけ、奇をてらわず、鈴平さんのように一般的なドレスで良かったんですよね。
あと、なんで西又さんキャラだけレイプ目あるんすかw
ちなみに、デザイン服でのえちぃがあるのは西又さんだけ。(瑞穂)

 立ち絵の服は3、4あるのかな。 1枚絵で誤魔化す場合は立ち絵の服がないので、
服飾のゲームなら水着やデザイン服、私服のバリエーションぐらいは揃えて欲しかったです。
音楽
 Navelなのでアッチョさんなわけですが、
渋谷区 道玄坂 恋とか夢とか集まる場所 が起死回生にも使えて一押し。
ネタバレなので題名は伏せますが、ルナ様ルートのみ、隠しボーカル曲有り。
Philia X'mas Collection がシックな感じで盛り上がらないため、圧倒的でしたルナ様。
また、ED曲である、泣き虫Baby・弱虫Baby がユーシェルートにぴったし。
文章(力)
 企画とメインは真紀士氏。 ネームバリューはない……のかな?
手法としては、ヒロインは暗い過去持ってて、それを起点に一線を越える感じ。
その過去の話がおざなりのため、構成は下手な部類。
複数キャラが登場するシーンでのやり取りは巧く、飽きさせない応酬。
また、無学ではなく、服飾関係の下調べがあるため安心して読めます。

 キャラクターの銀行名前は違和感バリバリ。 イオン銀行しかり、
郵政銀行は……遊星になるわけだが、
「だが俺は……レ☆ア☆だぜ」 の 蟹と異口同音同漢字のため、最初はワロタ。

 以下、どうでもいい読み取り。
OPは、王雀孫。 別格のデキ。 これのおかげで購入を決めた人も多いはず。
また、ルナとルーシェの初えちぃシーンも王雀孫かなぁ。 これは中々描けない。
王雀孫の中では湊はアホの子という設定らしく、
『決起集会~明日から夏休み~』は王雀孫が描いてることが分かる。 巧すぎ。
ユーシェルート、恋は七つの過程を辿る、や、衣遠BADは王雀孫か。
一人称文章に倒置法が多々使われているのが王雀孫なのに気づきます。
非18禁では毎回味わえない王雀孫は、Rとか出してるNavelとは反りが合わないのぅ。
 瑞穂ルートは森林彬か東ノ助なのは確実。
主人公は不感症というか不能というか、欲情しないタイプだが、瑞穂ルートは鼻血出す。
そんなのはテンプレ少年ラブコメでやってくれ。
システム
 節ジャンプ機能が使いやすい。
大げさなアクション演出はなくなった替わりに、話すキャラが分かりやすく動きます。
演出も高速で快適にプレイできます。トキトワ死ね。
順当にシステムはバージョンアップしていっていると思います。

 音楽の音量を音声再生中に下げる、が存在しない上に、BGMの音量が大きすぎます。
音声を最大の10、BGM音量を最小の1、で適正設定という酷さ。

 フルコンプで音楽鑑賞解禁。 ルナ様クリアで解禁で良かったのでは?
熱中
 最後までプレイしたくなるカタルシス(女装バレ)を持つため、この点は文句なく五点。
しかし、それを抜いても、キャラクター性が卓越しており、
「このキャラクターを攻略したい!」という気持ちがプレイ意欲を促進させてくれます。

 ルナ様について語りますと、「お優しいルナ様」は一貫してユーザー(朝日)の味方であり、
この作品においては、ヒーロー兼ヒロイン兼『主』であります。
ディアナ・ソレルとか、リリーナ・ピースクラフトとか言った方が分かりやすいか。
そんなルナ様がデレデレツンデレいやっほぅぅぅ! なわけで。
一生仕えたい、そんな気持ちにさせてくれるご主人様。
大変に気分がいい
総感
 鈴平ひろの、エロゲー代表作になったと言っても過言ではありません。
それだけの力量はあります。(過去作と比べて)
無論、デザインやら、クオリティの低さや、音楽の少なさやら、掘り下げの少なさ、
ファンディスクが出そうな攻略キャラの少なさ、シナリオの差別など、粗はたくさんあります。
ミドルプライス作品みたいだね。コスト削減が感じられます。
それでも、相対的に見れば、よく出来たエロゲーであり、
俺たちに翼はない、の下に位置できます。 俺翼は越えられません。
アニメ化するならルナ様ルートでしょうし、期待は小。 えちぃシーンが重要。

 惜しかったのは、ヒロインがメインとサブで分かれており、
シナリオもルナ様推しすぎて、他が影になってしまった点でしょう。
もう少し、他のキャラクターに光を当てて欲しかったし、Trueルートも必須でした。
(ユーシェはヒロインとしては完成されてましたが)

 月に寄りそう乙女の作法。 略語は単純に、月に寄りそう、で行こうかと。
さすがに、つり乙、は失礼千万。
(タイトルが妙な感じするけどね。 あえて外したというか、長いというか)

 Limited Editionサントラは、ボーカル曲がないため無理して買わないでいいと思います。
まぁ、LEしか最初出ないんだけどね。




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